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2014.12.30 村田諒太(帝拳)×ニック・ロウ(米国)

年末になりました。

ここ数年は大みそかに世界タイトルマッチが行われるようになり、少しはボクシングの人気も上がって来たかなと期待していた中、今年は8試合も世界タイトルマッチが開かれるというファンにとってはこの上なく嬉しい年の瀬になりましたね。
しかも、タイトルマッチ以外にも、オリンピック金メダリストの村田選手や元世界チャンピオンの井岡一翔選手・宮崎亮選手などの試合も組まれていて、いよいよボクシング界も本腰入れてファン拡大に取り組始めたのでしょうか。
しかも民放のテレビ局が放送してくれているのが嬉しいですね。
大掃除も済ませてゆっくりテレビ観戦することができました。
さて、今日12月30日は、まず村田諒太選手×ニックロウ選手の試合からです。
村田選手は、解説の西岡利晃氏も話していましたが、今日の試合は世界戦に向けてさまざまなテストをしているような印象でした。まあ、何と言っても世界タイトルは12ラウンドですから、この長丁場をどうやって戦うか、スタミナやペース配分を身につける必要があるといった感じでしょうか。12ラウンド以外は、無理にKOを狙わずフルに10ラウンドを戦おうという様子み見られました。
攻撃としては、特に今日は右フックをガードに隙間から打ち込むパンチをたくさん打っていたのが印象的でした。ゴロフキンにスタイルを取り入れたのでしょうか。ガードが堅い選手相手に良く決まっていたと思います。
ジャブもたくさん手数が出て、右ボディのストレートや左ボディも的確でした。
終盤は、ワンツーや連打も交えて、ほぼ思うような攻撃の練習?はできたのではないでしょうか。
しかし、おそらく今日の村田選手は最初からディフェンス重視の作戦だった気がします。やはり世界の重量級には一発で試合を決めてします強烈なハードパンチャーがゴロゴロしていて、それをひとつ喰ったらおしまいということが有るわけでして、上に行けば行くほど今まで以上に相手のパンチをもらわないということが大切になってくると思います。そういう意味ではいろいろなことを試していましたね。
ガードが高くボディブローの対応もほぼ完璧でした。特に左のガードが高くまともに受けたパンチは1・2発くらいでしたでしょうか・・・
サークリングのステップも基本通りでしたし、相手のパンチも良く見ていて、予想外のパンチは受けていないと思います。
相手の正面に立たないで、位置を変えてはパンチを放つ、そういう器用さも見られました。
終盤KOできなかったこと以外は、ほぼ思い描いていたような試合ではなかったでしょうか。
とここまで書きますと満点に近い試合だったように思われますが、ただ、ちょっと気になる点もいくつかありました。
序盤、スタミナ配分の関係でしょうか、何となくパンチに切れがなかった印象です。距離が相手の有利になった時に、パンチはガードしていますが、何もせず見ている時間がちょっと長い気がします。
それと関連しますが、もう少し気になるのがカウンターが少なすぎの部分です。まず、ディフェンシブに戦うということだったら仕方がない気もしますが、今までに見た試合でも、カウンターが少なかったと思います。もちろん、並はずれたパンチ力があるので自分から攻撃したパンチで相手をKOすることができましたが、これから打たれ強い世界ランカーと対戦した場合、ちょっと心細いです。もし、このパンチ力にカウンターがあれ相当世界と戦えると思いますが。
もうひとつは右のボディーブローを打つ時に軸の位置がぶれるのが気になります。重心が高く不安定でここにカウンターをくらうと危ないです。
ともかく、ゴールドメダリストとして期待も高い村田選手なので、かなり慎重な試合運びになるとは思いますが、もう一皮むけるために、世界挑戦までに何試合かは必要な気がします。
村田選手には、何とかこの重量級で世界タイトルを獲ってもらいたいという期待が膨らむので、血のにじむような練習と減量をして試合に挑んでいる中、いろいろ注文するのは気が引けるのですが、心からボクシングを愛するファンとして村田選手にはおゆるし頂きたいと願います。
今後の活躍を楽しみにしています。村田選手、お疲れ様でした。

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