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2014.12.30 WBCライトフライ級タイトルマッチ ペドロ・ゲハラ(同級1位)×八重樫東(同級3位)

この試合は両者の距離感が同じようでしたので、始めからかなりスリリングな試合になりました。

パンチの力はゲハラ選手、スピードは八重樫選手。
的確に当てていたのはゲハラ選手。
リーチが長くタイミングもゲハラ選手の方が優っている印象で、全体の試合のペースを握っていたようでしたので、4ラウンド時点の公開採点は妥当だと思いました。変な小細工がなさそうで良かったです。
さて、この試合でもっともスリリングだったのは同じタイミングで打つ両者の右カウンターでした。
どちらも距離がつまった一瞬のタイミングで打つカウンター。
やはりゲハラ選手は最初から威力がありうまかったので、ちょっと怖いなと思っていました。
八重樫選手は、リーチのハンデをデハラ選手の右パンチ後に打つ左フックで対抗しようとしていたように見受けられましたが、今日の八重樫選手はガードが甘く、このパンチ力をもつ相手にはかなり危険すぎましたね。
ロマゴン相手にあれだけ我慢したので、多少打たれ強さに自信があったのでしょうか。
あるいは勇敢な性格がなせるわざなのでしょうか。打たれても打ち返すというのは良かったのですが、あれだけ打たれるとさすがの八重樫選手も効いてくると思います。
もう少しガードするなり、頭をふるなり、足を使うなり、できる選手だけに悔やまれました。
チャンピオンになったゲハラ選手は、攻撃が強かったです。ジャブの手数も多いし、左ボディブローも良かったです。まとめるパンチもあって、コンビネーションも多彩。パンチ力、的確さ以外にもそんな技術がありました。
八重樫選手をKOしたパンチはまさに急所を的確に打ちぬいた見事なパンチでした。
八重樫選手も百戦錬磨ですので十分予想していたと思いますが、メキシカン独特のタイミングで来たフックの左ボディだったので、効いてしまったように思います。
さすが世界1位ですね。
もうひとつゲハラ選手が良かったのは、ほとんんど相手に体の正面を見せなかった点ですね。
八重樫選手が体を相手に正面に向け、真っ向から向かって行くのに対して、ゲハラ選手は体の左半分しか八重樫選手に向けないで、打たせる場所をほとんど無くして戦っていたと思います。どこを狙うか最後まで絞らせない立ち位置もうまかったと思いました。
このようなスタイルは、リナレス選手と戦ったハビエル・プリント選手にも見られましたのでメキシコの選手が一般的に取り入れているスタイルなのでしょうか。
八重樫選手の勇敢さには敬服しますが、次回からはもう少しディフェンシブに戦いつつその偉大な勇気を示す試合をして欲しいと感じました。
今日は相手が強かったと思いますが、八重樫選手も逃げないで戦う姿は勇敢でした。
KO負けは残念でしたが、八重樫選手の御蔭でボクシングのだいご味であるスリリングな試合を見ることができました。八重樫選手ありがとうございました。ゆっくり休んで、また次の試合も期待しています。

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