« 2014.12.31WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ 王者・内山高志×同級8位イスラエル・ペレス | トップページ | WBA世界ミドル級タイトルマッチ 王者ロブ・ブラント(米国)× 同級4位 村田諒太(帝拳) »

WBCライトフライ級タイトルマッチ 王者 拳四朗 × 同級1位 ジョナサン・タコニン

親しい知人から、貴方の書いているボクシングブログを見たいからブログのタイトルとアドレスを教えて下さい、と言われ、しばらく投稿していなかったのですが、この言葉をきかけに久しぶりに記事を書こうと思います。

ちょうど、村田選手と拳四朗選手のダブルタイトルマッチがテレビで中継される予定でしたので、昨晩はジムでの練習も早々と切り上げ、家に帰って時間通りの晩御飯。準備万端でゆっくり観戦することにができました。

まずは、拳四朗選手の試合から。

相手は軽量級とは言え70%近くのKO率を誇る、同級1位の挑戦者ジョナサン・タコニン。この試合は、拳四朗選手のテクニックが一発強打のタコニン選手をどうやってかわしていきながら勝利するのか、というのが一番の興味でした。しかし、拳四朗選手は挑戦者ほどKO率は高くないのですが、チャンピオンになってますますパワーアップしている印象があり、チャンピオンも自信満々でしたからおそらく負けることはないだろうと期待を大きくしての観戦でした。

試合内容ですが、最初から拳四朗選手はサウスポー相手に左のジャブをよく出していましたね。強弱をつけたジャブは距離や相手の出方を伺うには効果的ですが、相手の右ジャブも近い距離にあるので被弾する可能性も高くなり、私の印象としては、最初からよく勇気を出してジャブを出しているな、というものでした。チャレンジャーのタコニン選手も好戦的で、一発当てれば勝利はこっちのものだと言わんばかりのパンチで応酬します。身体を丸くし相手のパンチをガードするディフェンスで、チャンピオンがロープを背負った時には左右の強烈な挑戦者のボディが入り、一瞬ヒヤッとさせられました。

しかし、その後は足を使い、ロープに詰まらされることもなく距離をとってのカウンター、右ストレートを時折ヒットさせていました。相手がチャンピオンのふところに入ってきて、距離をつぶされた時には右アッパーも的確にヒットして、これは面白い試合になりそうだなと思っていました。相手の強打もなかなかのものがあり、試合が進むにつれて特に体を潜らせての左右のフック、左のダブルを拳四朗選手も何回か被弾していまして、目が離せない展開になりました。相手もさすがにランキング1位の挑戦者です。

試合の中盤くらいでしょうか、お互いが相手のパンチの打ち終わりを狙って、お互いがパンチを受ける状態が続きます。自分のパンチが当たったぞ、と思ったらすかさず、相手のパンチを受けてしまうといった感じです。パンチを打つ瞬間はガードが空きますから、そこをお互いが狙い撃ちしているみたいでした。ただ、先の先を見据えたパンチの応酬はかなりの体力や神経を使うはずで、レベルの高さを感じました。挑戦者がますます勢いよく前に出て来るのを迎え撃つのは少々危険だと思いましたが、相手の勢いを止めるためか、リスクを犯しながらも足を止めて打ち合うチャンピオンもなかなか見せ場を作ってくれます。

チャンピオンは時折打ち合いましたが、今回の試合はあくまでも冷静な試合運びだったと思います。相手のパンチをよく見ながら、徐々にカウンターのタイミングがあってきて、チャンピオンペースになりつつあったと思います。右アッパーやひっかっけ気味の右フックもタイミング的に合ってきている気がしました。被弾していましたが、このパンチでは倒れないという自信のようなものも感じましたし、自分のパンチを当てれば倒せるぞ、といった自信も感じました。最後は、自分から積極的に仕掛けてパンチを繰り出す拳四朗選手に、おそらくセコンドだと思いますが、(相手が)打ってから、といった声が聞こえ、それから相手がパンチを出してくるところを冷静に見極めた末、相手が左フックを打ってきたところをかわしながら右ショートカウンターが見事に決まり、TKOに繋がりました。

それにしても試合中に、自分のピンチを冷静に振り返りすぐ対応するあたりはさすがです。

具志堅用高のもつ日本防衛記録を狙うと言いながら、強い選手とやりたいと話す拳四朗選手の今後が楽しみです。

|

« 2014.12.31WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ 王者・内山高志×同級8位イスラエル・ペレス | トップページ | WBA世界ミドル級タイトルマッチ 王者ロブ・ブラント(米国)× 同級4位 村田諒太(帝拳) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2014.12.31WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ 王者・内山高志×同級8位イスラエル・ペレス | トップページ | WBA世界ミドル級タイトルマッチ 王者ロブ・ブラント(米国)× 同級4位 村田諒太(帝拳) »